歯を失ってしまった場合、そのまま放置しておくと噛みにくくなったり、歯の移動や失った歯の分の負担を残った歯が補うようにして、お口の中でさまざまなトラブルが生じます。
なので、回復が必要になってくるのですが、方法は義歯、ブリッジ、インプラントがあります。

インプラントとは、チタン製の人工歯根を顎の骨に埋め込みその上に人工の歯を取り付ける治療法です。

インプラント治療の利点を他の治療と比較していきましょう。

メリット

1. インプラントは、人工の歯を顎骨に埋め込み1本単位での治療になるので、ブリッジや入れ歯のように装置を支えるための歯に負担を与えません。むしろ、失ったところにインプラントを埋入することにより周囲の歯への負担を軽減できます。
2. その人の口腔内の状況によりますが、入れ歯（保険適用）は、フックが金属になるためそのフックが見た目に影響を与えます。インプラントは人工歯を維持する装置が必要ないので見た目に違和感がありません。
3. 特に少数歯を失った時の回復の場合ですが、入れ歯のように不安定な装置では味わえない、天然歯に近い噛みごたえがあります。
4. 入れ歯は装置を維持するために人工歯にフックなど色々な装置が付いています。それが、舌の動きを阻害したり、違和感を与えることがあります。インプラントは顎の骨に埋め込むためそういったことを軽減できます。

デメリット

1. 外科手術が必要になります。
2. 保険がきかないので自費診療で費用が高額になります。
3. 顎の骨の回復やインプラントが骨にくっつくのを待たなければいけないので治療期間が長いです。
4. 天然歯に比べると細菌の感染に弱いです。埋め込んだ人工歯根と人工歯をねじ止めをするので、中のねじが緩むことがあります。そのため、定期的なメンテナンスが必要です。

インプラントをするには口腔内の環境が整っていないと埋入はできません。もし、インプラントを治療の選択肢にお考えであれば、そのための診査が必要なのでお気軽にご相談ください。